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近代文学に造詣の深いアアルトコーヒーの庄野雄治さんが、コーヒーを飲みながら読んで欲しい随筆を厳選しました。好評販売中の『コーヒーと小説』の姉妹書、2冊続けて読むと何倍も楽しめる内容です。現代に生きる私たちにこそ響く、至極面白く読みやすい随筆24編。長らく品切れしていた人気書が文庫サイズ、新たな4編を加えた増強新装版で復活しました。「新しいものは古くなるが、いいものは古くならない。それを証明する随筆集」人はずっと変わっていない。百年前の人が読んでも、百年後の人が読んでも、同じところで笑って、同じところで泣くんじゃないのかな。コーヒーと一緒に、偉大な先達たちの真摯な言葉を楽しんでください。
掲載作品:
「畜犬談ー伊馬鵜吉平君に与える」太宰治
「巴里のむす子へ」岡本かの子
「家庭料理の話」北大路魯山人
「隣りの犬」向田邦子
「立春の卵」中谷宇吉郎
「大阪の可能性」織田作之助
「陰翳礼讃」谷崎潤一郎
「人が住んでいる」永井龍男
「変な音」夏目漱石
「赤毛の犬」阿部知二
「恋と神様」江戸川乱歩
「余が言文一致の由」二葉亭四迷
「日本の小僧」三遊亭円朝
「柿の実」林芙美子
「亡弟」中原中也
「佐竹の原へ大仏を拵えたはなし」高村光雲
「大仏の末路のあわれなはなし」高村光雲
「ピアノ」芥川龍之介
「人の首」高村光太郎
「好き友」佐藤春夫
「子猫」寺田寅彦
「太陽の言葉」島崎藤村
「硝子戸の中」夏目漱石
「不良少年とキリスト」坂口安吾
<パッケージ内容>
編者: 庄野雄治
出版社: ミルブックス
ページ数:317ページ
判型:文庫